PS5の価格改定が続き、ゲーミングPC側も2026年は半導体相場の影響で構成価格が見直されています。「PS5にするか、それともゲーミングPCを組むか」で悩む人が増えている今、両者の違いと、それぞれが得意とする遊び方を整理して紹介します。
この記事のポイント
- PS5は本体価格と手軽さで選ばれる据え置き機
- ゲーミングPCは画質・フレームレート・タイトル数で優位
- 2026年は半導体相場の影響で双方が値上がり傾向
- 遊びたいタイトル次第で最適解が変わる
- 後から拡張できるのはPC、シンプルなのはPS5
PS5とゲーミングPC、何が違う?
同じ「ゲームを遊ぶ機器」でも、PS5(PlayStation 5・PS5 Pro)とゲーミングPCは設計思想がまったく異なります。価格、性能、遊べるソフトの範囲、拡張性など、押さえておきたい比較ポイントを整理します。
| 項目 | PS5 / PS5 Pro | ゲーミングPC |
|---|---|---|
| 本体価格 | 約8万円〜14万円 | 約15万円〜25万円 |
| 解像度・FPS目安 | 4K/30〜60fps | フルHD〜4K/最大240fps超 |
| 遊べるストア | PS Store中心 | Steam・Epic・Xbox等多数 |
| 拡張性 | SSD増設のみ | GPU/メモリ/SSDなど換装可 |
| 他用途 | 動画配信アプリ等 | 配信・編集・仕事・学習 |
価格と入手しやすさ
2026年4月にPS5 Proの希望小売価格が改定され、現在は14万円前後まで上がりました。とはいえ標準のPS5は依然として10万円を切る構成があり、本体価格の面では据え置き機が圧倒的に手を出しやすい立ち位置です。一方、AI需要によるメモリ・SSDの相場上昇でゲーミングPCの完成品もじわじわと値上がりしており、エントリーモデルでも15万円前後がスタートラインになりつつあります。
性能とフレームレート
PS5 Proは「4Kネイティブ/30fps」または「アップスケーリングで4K/60fps」がひとつの基準です。これに対してハイエンドのゲーミングPCは、設定さえ合わせればWQHDで144〜240fpsといった高リフレッシュレートを狙えます。eスポーツ系のFPSタイトルで「画面の滑らかさ」を求めるならPCに軍配が上がります。
遊べるタイトル数
SteamやEpic Games Store、Microsoft Store、GOGなど、PCでは複数のストアを利用できるため、遊べるタイトル数はPS5を大きく上回ります。インディーゲームやMOD対応タイトル、過去の名作のリマスターなどはPC向けの選択肢が豊富です。逆にPlayStation独占タイトルはPS5でしか遊べないため、両者は「補完関係」とも言えます。
拡張性と寿命
ゲーミングPCはGPUやメモリ、SSDなどを後から交換できるため、新作タイトルが重くなってきても部分的なアップグレードで延命できます。PS5は基本的に世代交代まで同じ構成で使い続ける設計で、本体内蔵SSDの容量を増やす拡張のみ可能です。長期視点での投資なら拡張性のあるPCが有利になります。
オンラインプレイの費用
PS5でオンライン対戦を楽しむには「PlayStation Plus」の加入が必要です。一方、PCはタイトルやストアによって異なるものの、基本的に追加月額なしでオンラインに参加できる作品が多くあります。ランニングコストを抑えたい人にはPCの方が相性が良いケースもあります。
比較のひとことメモ
「同じゲームを同じ画質で遊ぶ」だけならPS5の方が安く済みます。「より高フレームレートで遊びたい」「遊ぶジャンルを広げたい」ならPCが向いています。
PS5を選ぶと嬉しいポイント
「価格を抑えてリビングでゆったり遊びたい」という人にとって、PS5は今もなお有力な選択肢です。ゲーム機ならではの強みを整理します。
コスパとシンプルさ
PS5の本体価格は同等性能のPCと比較すると数万円単位で安く済みます。電源を入れればすぐにゲームが起動し、ドライバ更新やパーツ選定で悩むこともありません。セットアップが10分以内で終わるのは据え置き機の大きな魅力です。
独占タイトルへのアクセス
『Marvel’s Spider-Man』『Demon’s Souls』『Horizon Forbidden West』『Astro Bot』など、PlayStationでしか遊べない大型タイトルがあります。これらの世界観や演出を体験したいなら、PS5を選ぶ意味は十分にあります。
設置と操作の手軽さ
テレビにHDMIケーブル1本で接続し、ワイヤレスコントローラー「DualSense」で操作する形が基本です。ソファに座ったまま遊べる導線は、机に向かって遊ぶPCにはない強みと言えます。コントローラーのハプティックフィードバックやアダプティブトリガーといった独自体験も健在で、ゲーム機としての完成度は折り紙付きです。
こんな人にPS5が向いている
- 初期費用を10万円台前半に抑えたい
- PlayStation独占タイトルを遊びたい
- リビングのテレビで家族と一緒に楽しみたい
- 細かい設定や自作の手間を避けたい
ゲーミングPCを選ぶと嬉しいポイント
PCには据え置き機にない自由度があります。フレームレート、解像度、対応ジャンル、用途の広がりなど、長く付き合うほど良さを実感しやすい構成です。
フレームレートと画質の自由度
グラフィックボードのクラスに応じて、フルHDなら144〜240fps、WQHDでも100fps以上を狙えます。レイトレーシングの設定や、DLSS/FSRといったアップスケーリング技術も活用しやすく、同じタイトルでも体感の滑らかさが大きく変わるのがPCの面白さです。
遊べる範囲が広い
Steamのセールやインディー作品、MOD導入によるカスタマイズなど、PCならではの遊び方があります。レトロゲームの公式リマスター集や、海外発のシミュレーション・ストラテジー系もPCの方が選択肢が多い傾向にあります。
ゲーム以外でも活用できる
動画編集、配信、画像生成AIの実行、プログラミング、Office作業など、ゲーミングPCは普段使いのパソコンとしても十分すぎる性能を備えています。1台で仕事も遊びも完結する点は、据え置き機にはないアドバンテージです。
こんな人にゲーミングPCが向いている
- FPSや競技性の高いゲームで高fpsを出したい
- Steamやインディー作品も幅広く遊びたい
- 配信や動画編集にも挑戦したい
- パーツ交換で長く使い続けたい
ゲーミングPCを選ぶときに見たいスペック
PS5の性能を意識して選ぶなら、最低限押さえたい指標があります。ここでは、PS5級〜上位の体験を狙うときに見るべき項目を整理します。
GPU(グラフィックボード)
ゲームの描画性能を決める最重要パーツです。フルHD・高fpsを狙うならRTX 4060クラス、WQHDで快適に遊びたいならRTX 4070クラスが目安。レイトレーシングを多用したい・4Kも視野に入れたいならRTX 4070 SUPER以上が安心です。
CPUとメモリ
CPUはCore i5-13400FやRyzen 5 7600あたりが価格と性能のバランス点。メモリは最低16GB、できれば32GBを選ぶと、配信や複数ウィンドウ作業でも余裕があります。DDR5対応の構成は将来的な拡張も視野に入りやすくおすすめです。
ストレージとモニター
NVMe SSDの1TBが最低ライン、AAA級タイトルを複数入れるなら2TBを選んでおくと安心です。モニター側もリフレッシュレート144Hz以上のゲーミングモニターを合わせると、PCの性能を引き出しやすくなります。
スペック早見表
- フルHD/高設定中心 → GPU:RTX 4060、メモリ16GB、SSD 1TB
- WQHD/長く使いたい → GPU:RTX 4070、メモリ32GB、SSD 1〜2TB
- 4K/配信兼用 → GPU:RTX 4070 SUPER以上、メモリ32GB、SSD 2TB
PS5級〜上位の性能で選ぶゲーミングPCモデル
ここからは、Amazonや楽天市場でも取り扱いがあり、PS5に対する乗り換え・併用の候補として人気の高い構成を紹介します。プレイしたいタイトルと予算のバランスで選んでください。
GALLERIA RM5C-R46(RTX 4060搭載デスクトップ)
国内BTOブランドの定番モデルで、Core i5+RTX 4060の組み合わせ。フルHDの高設定で多くのAAAタイトルが100fps前後で動作するバランス機です。スリムケースではなくミドルタワー設計なので、後から内蔵SSDを増設したりGPUをグレードアップしたりする拡張余地が残っているのも魅力。エントリーから一歩抜けて快適にPCゲームを楽しみたい層に手堅い1台です。
適性:フルHD/高画質中心。Apex・VALORANT・原神などを高fpsで遊びたい人に向いています。
マウスコンピューター G-Tune DG-A7G70(RTX 4070搭載)
Ryzen 7とRTX 4070を組み合わせたミドルアッパー構成。WQHD解像度・高設定でも安定して60〜120fpsを狙える性能で、サイバーパンク系のレイトレーシング対応タイトルも余裕を持って動かせます。電源容量とエアフローに余裕がある筐体設計で、将来的なGPU換装にも対応しやすい点が魅力です。配信や動画編集を兼ねる人にもおすすめです。
HP Victus 15L デスクトップ
HPブランドのエントリーゲーミングデスクトップ。グラフィックスはRTX 4060または5060クラスを選びやすく、価格はBTOよりやや安めに抑えやすいモデルです。コンパクト筐体でデスク横にも置きやすいサイズ感で、初めてのゲーミングPCとして導入のハードルが低い構成です。ゲームと普段使いを兼用したい人に向いています。
ASUS ROG Strix G16(ゲーミングノートPC)
「設置スペースを取りたくない」「持ち運びたい」人向けのノート型。16インチのWQXGA液晶と240Hz対応パネルを備え、RTX 4060〜4070搭載モデルが選べます。外出先や帰省時にも持ち出せるのはノート型ならでは。デスクトップに比べると拡張性は限定的ですが、置き場所の制約が大きい一人暮らしのプレイヤーには現実的な選択肢です。
Lenovo Legion Tower 5i Gen 8
大型筐体で冷却に余裕があり、Core i7とRTX 4070の組み合わせが選びやすい構成。フロントUSB-Cやツールレス開閉など、メンテナンス性を重視した設計です。長時間プレイでも温度が上がりにくいのはサーマル設計に余裕のあるタワーモデルならでは。重量級タイトルや配信を組み合わせたい人に向いています。
選び方の早見表
- フルHDで高fpsを狙う → RTX 4060クラス
- WQHD中心で長く使いたい → RTX 4070クラス
- 4Kやレイトレ重視 → RTX 4070 SUPER以上
- 持ち運びたい・置き場所がない → ゲーミングノート
周辺機器も忘れずに
本体だけ揃えても、PCの性能を引き出すには周辺機器が欠かせません。PS5のように「テレビとコントローラー」だけで完結しない分、合わせて選びたいデバイスを押さえておきましょう。
ゲーミングモニター
フレームレートを生かすには、リフレッシュレート144Hz以上のモニターが必要です。応答速度1msのIPSパネルが扱いやすく、24〜27インチが主流。WQHDモデルは作業効率も上がるので、配信や動画編集を視野に入れる人にもおすすめです。
ゲーミングキーボードとマウス
FPS系を遊ぶなら、軽量マウスと反応の速いキーボードが体験を底上げします。有線・無線のどちらでも問題ありませんが、無線モデルなら2.4GHz接続で遅延の少ないものを選びましょう。マクロ機能やDPI切替などのカスタマイズも、PCならではの楽しみです。
ヘッドセット
FPSやホラーなど、音の方向感が重要なジャンルでは7.1ch対応ヘッドセットが活躍します。長時間プレイを想定するなら、装着感の軽いオンイヤー型が扱いやすくおすすめ。配信を兼ねるならノイズキャンセリングマイク搭載モデルを選ぶと安心です。
コントローラー
PS5ライクな操作感が好みなら、PC対応のXbox Wireless ControllerやDualSenseが使えます。格闘ゲームやアクション系では、キーボード操作よりも没入感が増す場面が多くあります。
合わせ買いの目安
本体予算の2〜3割を周辺機器に回すと、性能を引き出しやすくなります。例えば本体20万円なら、モニター・マウス・キーボード・ヘッドセットで4〜6万円ほど見ておくとバランスが取れます。
PS5・ゲーミングPC、ハイブリッド運用という選択肢
「片方しか選べない」と決めつける必要はありません。PS5の独占タイトルとPCの自由度を、目的別に使い分けるユーザーも増えています。リビングではPS5、自室の机ではPCといった配置にすれば、それぞれの得意分野を活かせます。
リモートプレイの活用
PS5にはリモートプレイ機能があり、PCやスマホからゲームをストリーミングできます。逆にPCゲームをテレビで遊びたいときは、Steam Link対応デバイスを併用する手があります。両機を持つ場合は、こうしたクロス機能をうまく組み合わせると満足度が上がります。
セールを狙うタイミング
Amazonのプライムデーやブラックフライデー、楽天のお買い物マラソンなどでは、ゲーミングPC本体や周辺機器が値下げされる傾向にあります。年に数回の大型セール期間を意識して、本体・モニター・周辺機器をまとめて揃えると、トータルコストを抑えやすくなります。
使い分けの一例
- 独占タイトル&家族と楽しむ → PS5
- FPS・配信・動画編集 → ゲーミングPC
- 両機を購入し、用途で切り替える運用も人気
まとめ
PS5とゲーミングPCは、どちらが上というよりも「得意な遊び方が違う2つの選択肢」です。価格と手軽さで選ぶならPS5、フレームレート・自由度・拡張性で選ぶならゲーミングPC。自分が遊びたいタイトルや、ゲーム以外の用途を整理してから選ぶことで、後悔の少ない買い物につながります。
PS5とゲーミングPCの違いと選び方|遊びたいゲームで決めるをまとめました
PS5は本体価格と独占タイトルが魅力の据え置き機、ゲーミングPCは性能の伸びしろと多様なタイトルアクセスが武器の万能機です。GPUクラスやモニター、周辺機器まで含めて検討すると、自分にぴったりの環境が見えてきます。値上げ傾向のなかでも、目的にあったモデルを選べばコストパフォーマンスは十分に確保できます。







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